結婚・子どもが大きくなり手狭になってきた頃に考える住宅購入。人生に一度の大きな買い物だけに悩む人も多いはず。親や昔住宅を購入した人の話に流され購入してしまい後悔している人も。すでに5年、10年前とは不動産環境が大違い。自分たちで情報収集をし、自分たちの生活スタイルに合わせた住居に住むのが正解です。では「一体どのように考えていけばいいのか」分かりやすくまとめています。
新築住宅
最新の住宅設備が導入されている新築住居では、省エネ性能やセキュリティ機能が充実しています。現代のライフスタイルに合わせた設計がされており、収納スペースや間取りなども工夫されています。最新の耐震・防災基準、防火・防犯設備を満たしており、災害時の対応がしやすくなっています。
唯一とも言えるデメリットは価格が高いと言うこと。材料費、人件費の高騰で新築物件の販売価格は上り傾向が続いています。日本全国の平均価格は2023年のデータでおよそ4,000万円~5,000万円。ただし、これは全国平均であり、具体的な価格は地域によって大きく異なります。 東京23区内の新築マンションの平均価格は6,000万円~8,000万円。人気エリアでは、1億円を超える物件も珍しくありません。
コロナを機に下がると考えてる方も多かったようですが残念ながら上がり続けているのが現状です。
せっかくのマイホーム買うなら設備もしっかりとした新築がいい人も多いはず!マンションか戸建てか自分達に合った暮らしを考えてみましょう。
新築マンション
新築マンションは駅近に作られることが多く高い資産価値が維持できるのが最大のメリット。また駅近は生活の快適さも満たしてくれ共働き世帯や移動が難しくなってくる高齢者におすすめです。また多くの住人が同じ時期に入居するため、コミュニティが形成されやすく、近隣住民との関係が築きやすいです。
逆に在宅ワークの人や子ども、ペットと伸び伸び暮らしたい人はマンションの恩恵を最大に生かせるとは言えないでしょう。
新築戸建て
戸建てはマンションよりも広いことが多く注文住宅では好みの間取りにすることが可能です。一等地と呼ばれる良い土地に建てない限り資産価値の面ではマンションには劣ります。しかし広い家の自分好みの間取りは家族の暮らしの満足度も高くなります。在宅ワーク、車通勤など駅利用が少ない、子ども・ペットとのびのび暮らしたい人におすすめ。しかしマンションより売りずらいこともあり将来のことも考え検討する必要があります。
中古住宅
購入価格が抑えられるのが最大のメリット。新築に比べて価格が安く、同じ予算でより広い部屋や好立地の物件を購入できます。すでに市場に出回っているため、同じマンション内での過去の取引価格などを参考に価格の妥当性を確認しやすいです。また購入価格を最大限抑え、自分の好みに合わせてリノベーションすることができます。マンション価格の高騰は中古にも影響が出でおり、都心部では中古とは思えない価格帯になっています。住宅の寿命と購入費、リノベーション代合わせて新築とどちらがいいか比較検討が必要です。
中古マンション
中古マンションは、特に都市部で駅近や利便性の高い場所に多くあります。近年新築マンションは都市部で土地不足のため、郊外に建てられることが多いですが、中古マンションなら都心でも選択肢が多いのが魅力。しかし若い世代では建物の寿命約60年と自身の年齢を考える必要があります。ベストはリタイア後の住み替え。実際に病院などに通いやすい立地に住み替える方も多くいます。
中古戸建て
木造の寿命は30年と建物の価値はないことが多く、土地に価値のある場所でないとおすすめできません。立地に魅力があり家の状態が許容範囲内であれば購入も検討にいれても良いですが、将来建て替える必要があることは頭に入れておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?「絶対これが正解!」と言い切れないのは家族や人によって優先順位や生活環境が異なるから。「住む家にはこだわりたい」「最低限住めればいい」など自分の優先順位を考えてみましょう。今だけではなく将来のことについても家族で話でみましょう。未来のことは誰にも分かりません。しかし予想はできるはず。「親の介護」「子どもの進学」など前もって考えておくと住んだ後の後悔が最小限に済みます。一生に最大の買い物。後悔のない選択ができるといいですね。